●本誌編集室を襲撃した右翼2人に実刑1年4カ月の判決が!  公判は2回で終了して背後関係は一切解明されず!

 本誌右翼襲撃事件に判決が下った。今年6月7日、本誌編集室で岡留編集長をはじめとする編集スタッフ5名に暴行を加えた実行犯2人に対し、9月22日、東京地裁506号法廷で判決言い渡しが行われたのだ。判決はいずれも1年4カ月の実刑判決であった。
 当ホームページでもお伝えしていたように、すでに前回9月11日の第一回公判で検察側が1年6月を求刑していたもので、判決もそれに沿う形になったといえる。検察側は被告2人の再犯の可能性が高いことを指摘したうえでの求刑であったが、裁判長も同様の暴行に及ぶ可能性があると判断した上での判決だった。判決の中で裁判長は「表現の自由に対し、暴力で抗議することはあってはならないこと」と指摘した上で、「編集長らに決して軽くはない負傷を負わせた事実に責任をおわねばならない」などと述べた。
 なお傍聴のほうは前回同様に多くの右翼関係者が詰め掛けることが予想されたために抽選となった。前回入れなかった本誌編集部だったが、今回は被害者ということで特別傍聴券が割り当てられ、傍聴することができた。なお、本誌以外の40席前後の傍聴席は右翼関係者が席をうめ、さらに506号法廷は警備法廷のため、所持品検査まで行われるという、ものものしい警護のなかでの判決となった。2回のみの公判で結審という超スピード判決であったため、その背後事情などはいっさい解明されず不透明なままの判決となった。判決のあと、編集室に外国の通信社などからの取材申し込みがあったため、岡留編集長が今回の判決について、コメントを出した。以下の通り。
「森首相が神の国を指向する国の判決としては妥当なものだろう。しかし判決をうけた2人は暴力による襲撃にも反省がなく、出所したら再び同じことを繰り返す可能性がある。本来開かれているべき言論メディア側も、危機管理を強め、閉鎖的にならざるをえないという状況は、なんとも憂鬱な日本社会というほかはない。」(00/9/22)