●本誌を襲撃した日本青年社2人の右翼に1年6カ月の求刑!  初公判で求刑出る超スピード裁判ながら入廷できず!

 本誌右翼襲撃事件から3カ月、その実行犯である右翼2人組の初公判が東京地裁519法廷において開かれ求刑が行われた。本誌も当然傍聴しようと地裁に出向いたのだが、ここでハプニングが。事前に「傍聴券などは発券しない」と裁判所から回答を得ていたのだが、開廷時間に法廷に出向くと控え室は多くの右翼関係者で溢れかえっており、法廷は満員で入廷できないという事態に。傍にいた警備員も「こうした事態を予想していなかった」と驚いているほどだったのだ。定員が20名の法廷で、外には入廷できない右翼関係者が30人ほどいるという。そこで、本誌スタッフは「被害関係者なので、どうにかならないか」と談判したが、裁判所関係者が裁判長らと協議するなどした結果、「あなたたちだけ入れると、入廷できない被告人の関係者も大勢おり問題がある。今回は遠慮してもらいたい」との結論を伝えられたのだ。やはり傍聴にきていたマスコミ関係者も入廷できず、外に待機している状態。仕方なく、閉廷を待ち、運良く入廷できた知り合いの関係者がいたのでその模様を報告したい。
 まず、起訴事実の認否だが、2人とも事実を認めた上で、「話し合うために出向いたが聞き入れられず力でねじ伏せるしかないと思った。殺意や計画性はないし、暴力団とも関係ない。『噂の真相』は皇室を侮辱したのだから(自分たちのやったことは)正しい行為で、反省はしていない。治療費も払う気はない。別の出版社でも同じようなことがあれば、方法は考えるが、聞き入れられなければ同じような行動にでるだろう。今後も右翼活動を続ける。しかし暴力をふるったのだから罰を受けるのは当然」などと主張したという。これに対し検察側は「再犯の可能性が高い」として1年6カ月の求刑を行って閉廷したのだ。次回判決公判は9月22日9時55分より東京地裁506法廷で判決が下される予定だ。
 結局、事件の動機となった背後関係も組織的政治行動であったのかどうかも解明されないままの判決になりそうな雲行き。何とも超スピードの裁判進行といい、編集長以下5人の被害者を出した本誌も入廷できずに、取材にかけつけた新聞記者の傍聴席も準備されないという事態での裁判進行にも、いささか呆然の本誌スタッフであった。(00/9/11)