●本誌に言論弾圧を仕組んだ関口警察庁長官が遂に辞職!  本誌編集長は密かに『勝利宣言』

 新年そうそう、本誌にとっては慶賀すべき情報が飛び込んできた。本誌にとっては宿敵ともいえる関口祐弘警察庁長官が1月11日付で辞任することが6日明らかになった。関口自身や青木幹雄官房長官は辞任の理由を「一連の不祥事の引責責任ではない」などと宣っているが、神奈川県警を筆頭に昨年、全国で相次いだ不祥事の責任を問われた上での辞任であることは火を見るより明らか。この期に及んでもウソをつき続ける体質は神奈川県警と同質ではないか。加えて本誌99年10月号が指弾した通り、関口自身のわきの甘さは、警察庁内でも問題視されており、神奈川県警の不祥事の発覚がピークを迎えていた昨年秋頃には、「何故関口は辞めないのか不思議だ」との声がキャリア、ノンキャリア問わず出ていたほどだ。
 それにしても遅すぎる辞任と言わざるを得ない。警察庁担当記者はこう語る。
「関口自身はサミットまで長官の座に居座るつもりだったんです。実際『噂の真相』に大阪府警本部長時代の不祥事が書かれた時も、『週刊文春』にゴルフ会員権疑惑を指摘された時も、周囲に『絶対辞めない』と強気の発言をくり返していたそうですから」  それが何故一転辞任となったのか。警察庁担当記者が続ける。
「引導を渡したのは自治大臣の保利耕輔のようですね。自自公政権は昨年来、野党の攻撃に晒されており、この上、警察の不祥事が国会マターになれば小渕(恵三首相)としてはたまらない。そこで小渕の子飼いであり、国家公安委員長でもある保利が昨年末、関口に辞任を迫ったと聞いています」
 そこで警察庁は、関口の引責辞任が野党の小渕政権攻撃の材料となるのを避けるため、国会会期を避けて発表したのだという。まさに政官ぐるみの「高度な政治判断」といわざるを得ないが、関口は最後まで辞任に抵抗していたというのだから呆れ返る他はない。
 関口の辞任を巡っては、NHKが記者会見に先立ち、6日午前7時のニュースでいち早く「引導辞令」を流し、新聞各紙でも夕刊で「引責辞任」と書き立てるなど、ここまでマスコミに嫌われた長官も珍しい。
 さて、今度の警察庁の人事だが、関口の辞任を受け20人規模のキャリアが動くことは間違いない。中でも注目されるのが関口の後釜にすわった田中節夫。田中は56歳と、野田警視総監よりも2歳年下。このことだけでも今回の関口辞任に伴う人事が前代未聞であることが分かる。 
 それにしても「編集長を逮捕しろ!」と部下に特命した関口が、先に失脚して、本誌編集長も「正義はまだかろうじて生きていた」とひそかに”勝利宣言”。(2000/1/6)

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