●ノンフィクション作家・沢木耕太郎のある休日。 スワッ、愛人とデートかと張り込みを敢行!

 さる11月25日、日曜日の夕方のことだった。郊外のとある駅前のドラッグ・ストア前で、ひとりの渋目の中年男性が単行本を小わきに抱えて佇んでいた。偶然そこを通りかかった本誌スタッフ。そして、その男性をよく見ると、なんとノンフィクション作家の沢木耕太郎。しかも、傍らには若い女性が! 「もしや沢木の愛人か?」。この光景に、本誌スタッフがそう考えたのは言うまでもない。そこで本誌スタッフは、さっそく尾行を開始した。  沢木は問題の若い女性を伴って商店街を歩き出し、ほどなくとある私立大学の校内に入っていく。どうやら大学で行われている芝居を鑑賞するらしい。しばらく外で待っていると、芝居の休憩時間に揃って出てきた二人は校内の食堂に移動、アンパンを急いで食べ始めたのだ。「デートなのに、なぜアンパン?」。訝るスタッフを尻目に、二人は再び芝居会場へ入る。そして8時過ぎ、芝居が終わると二人は校内を後にして、駅の方へと戻っていく。沢木は、パーカーにヒップバッグといういかにも若い女性らしいファッションの問題の女性と、仲睦まじく寄り添いながら歩いていく。だが、次に二人が入ったのは、なぜか駅前の「ケンタッキーフライドチキン」。そして、女性だけがチキンを食べ始めたのである。「デートなのになぜケンタッキー??」。本誌スタッフが再び首をひねったのは言うまでもない。訝るスタッフをよそに、女性を見つめて芝居の背景をレクチャーしたり、大学のシステムの説明について楽しそうに話をする沢木。やはり怪しい……。次はいったいどこに行くのか?
 ところが、食事をし終わった二人は飲みに行くわけでもなく、電車に乗って世田谷方面に向かった。さらに尾行を続けるスタッフ。そして世田谷線のとある駅に辿り着いたのだが、なんとそこは、沢木の自宅のある駅だった! そのうえ二人は、当然のように沢木の自宅に入っていったのである。「な〜んだ、あの若い女は沢木耕太郎の娘だったのか……」。マヌケな本誌スタッフは、3時間も尾行した末にようやくその事実に気がついたというわけだ。
 もちろんこれではネタにはならない。しかし、ずっとビデオで二人の姿を取り続けたスタッフの努力を無駄にはしたくない、ということで、この仲の良い父娘の休日を動画にて公開しよう。沢木センセイ、ゴメンね(笑)。(01/11/28)

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