●松本サリン事件被害者の妹・拉致事件に驚くべき結末!ワイドショーを筆頭とするマスコミは無反省
8月24日、松本サリン事件の犠牲者の妹が何ものかに拉致され、愛知県警中村署裏手で解放されるという事件があったが、これが”妹”の狂言だったことが判明した。当初、この”妹”は事件前から何ものかにツケラれたり、大学エレベーター内で男に「(父親がやっているオウムに対しての)裁判を止めろ」と脅されていたとの報道もあったが、これも全て嘘だったことが判明したのだ。 だが、問題なのは事件当初から特にワイドショーで、”オウムの仕業”と断定するような論調が大多数だったことだろう。「いかにもオウムの手口」「組織的犯罪」などと、かなり断定的にオウム犯行説をぶちあげ、さらに事件発覚直後に記者会見したオウムの荒木広報副部長の「オウムにとって何のメリットもない。事実無根だ」の主張に対し、「(拉致していない)調査も証拠もない」「コントロールが利かなくなった一部の跳ね返りの仕業では」と勝手な推測をタレ流したのだ。 しかし、狂言だと判ったことで、”何の調査も根拠も”行わなかったのはマスコミだったということが図らずも証明されたのだった。 しかもマスコミは事件当初、大々的に報じたにもかかわらず、狂言だと判明以降ほんの少しの時間を割いただけでお茶を濁し、何の反省も見られない。 決してオウムの肩を持つわけではないが、こうしたマスコミ(ワイドショー)の冤罪を助長し反省さえしない、という有田芳生氏を先頭としたオウムウオッチャ−たちの体質を見ると、”第二の松本サリン河野義行サン事件”が起こるのは時間の問題だどいう気さえしてくる。 本誌などは事件当初から、オウム新法を見据えた権力=公安、もしくは公安調の仕業ではないかと疑っていた程なのだ(笑)。犯罪報道に対し(ましては容疑者が挙がってもいない段階で)容疑者を示唆するなどというのは、いかにオウムといえども最も慎重にしなければならないのはジャーナリズムの鉄則のはずなのだが。しかもこうしたマスコミの支援を背景にオウム新法=新破防法が11月早々に議決される可能性も高い。権力のいきすぎをチェックするというマスコミ・ジャーナリズムの機能は一体どこへいったのか。 *松本・地下鉄サリン/オウム事件バックナンバー関連記事(バックナンバー購入ページで購入できます) ●94年10月号特集2「松本毒ガス「サリン」事件で捜査当局に振り回された報道陣の"右往左往"」 ●95年7月特集3松本サリン事件で疑惑をかけられた河野義行氏の引き裂かれた"人生" ●95年8月特集3オウム壊滅キャンペーンに沈黙する創価学会や統一教会の"深謀遠慮" ●96年3月特集6"稀代の悪法"破防法適用に対してオウム側代理人を引き受けた『理由』 ●95年12月特集3オウムで執拗に世論誘導を狙う「破防法」適用の危険な策謀を剥ぐ ●95年12月特集2オウム事件で鮮明になった若手文化人対立関係の"俯瞰図" ●95年9月3オウム殲滅摘発に見る公安警察の非合法捜査の悪辣な実態 ●95年6月特集1オウム真理教の提灯を持った御用文化人らの御都合主義の?本性?島田裕巳、中沢新一、栗本慎一郎、荒俣宏、ビートたけし…… ●95年6月特集1戒厳令下を思わせるオウム真理教殲滅摘発に見る国家総動員体制の憂鬱 ●95年7月特集2オウム真理教殲滅摘発劇に残る謎に満ちた不透明部分を追撃 ●98年5月特集2主戦場『週刊文春』連載を打ち切られたオウムウオッチャー江川紹子の"孤立感" ●93年8月号特集7「宗教学者・島田裕己のスタンスが問われる重大疑惑を衝く!」 ●96年6月特集2史上空前の魔女狩りに発展したTBS事件陰の仕掛人の高笑い ●96年7月特集7何が何でも破防法適用を急ぐ公安調査庁暴走の真意 ●95年7月特集2オウム真理教殲滅摘発劇に残る謎に満ちた不透明部分を追撃 ●95年9月3オウム殲滅摘発に見る公安警察の非合法捜査の悪辣な実態 ●96年3月特集6"稀代の悪法"破防法適用に対してオウム側代理人を引き受けた『理由』 ●96年7月特集7何が何でも破防法適用を急ぐ公安調査庁暴走の真意 ●最新事情のページに戻る |