『内外タイムス』 |
関口長官の辞任は当然のことで、むしろ遅すぎたくらいではないか。一連の神奈川県警の不祥事は警察への不信を決定づけたともいえるし、不祥事発覚で辞任した深山健男本部長は関口長官の大阪府警時代からの“子飼い”と目されていた人物。今回の神奈川県警の不祥事の際に、深山本部長は関口長官にホットラインで、県警の評判を一気に落とすことになったマスコミ対策の指示を仰いでいた、ともいわれている。いわば、今回の神奈川県警の不祥事において、関口長官は当事者だった可能性が高いにもかかわらず、警察とは記者クラブを通じて二人三脚の関係にある大手マスコミが一切追及しなかったことで、不問に付されてきたのである。 関口長官は今回の辞任に関しても「引責」ではないと言い張っている。国民はおろか警察庁内部ですら、明らかな引責辞任と見ているというのにこの“うそ”のつき方は神奈川県警とソックリではないか。少なくとも本人は昨年11月末の国会質問に対しても「辞めるつもりはない」と明言していたはずである。 関口長官と深山本部長が大阪府警時代に事件ツブシを画策した疑惑を報じた「噂の真相」(99年10月号)に対して「編集長を逮捕しろ!」と権力の乱用を部下に発動するようなゴリゴリの権力志向の人物なのだ。 今回の関口長官の辞任は各誌とも大きく扱っていたにもかかわらず、沖縄サミットまでは居座り続けるはずだった関口長官がなぜ新年早々辞めざるを得なくなったのか、真相を追跡してみせたところは皆無だった。こうした新聞の及び腰の姿勢が警察不祥事の元凶のひとつだったという自覚が強く望まれているというのに、である。 |