6月某日  第14回三島由紀夫賞の授賞式がホテルオークラで行われたのでスタッフIが潜入取材を敢行する。今回の受賞作は中原昌也の「あらゆる場所に花束が……」と青山真治の「ユリイカ EUREKA」の異色作2作。およそ文壇とは無縁のこの2作品が受賞に到った背景には、選考委員の間でも評価がまっぷたつに分かれた場面もあったという。会場には本誌でもお馴染みの渡辺淳一、浅田次郎、山田詠美ら錚々たる面々が顔を揃えた。
 一方、受賞者のひとりである中原氏となぜか以前からの知り合いである本誌アルバイトのS嬢。そのS嬢が授賞式後の二次会に誘われ参加した。そこで”事件”は起こった。六本木のあるバーで開かれた二次会には、作家の阿部和重やDJの高木完、デザイナーの常磐響、ミュージシャンの岸野雄一といった中原ならではのメンバーが祝福にかけつけた。参加者は20、30人というごくごく内輪の会で中原もくつろいだ様子である。そんな中、そろそろ会もお開きといった雰囲気の中、突然、中原がS嬢の方を見ながら、隣りにいた阿部に耳打ちをした。その内容はS嬢からは聞こえなかったのだが、おそらく(絶対!)こう囁いたのだ。「あいつ、噂の真相でバイトしてるんだぜ……」次の瞬間、阿部はおもむろにS嬢を指差し、こう言い放ったという。「オレはマントなんか着てないぜ!」何のことか分からない読者のために、解説すれば、以前、本誌で渋谷系文学とも称され、ルックスもなかなかの阿部について、「映画学校時代にはマントを羽織って登校してた実はダサいやつ」という過去を指摘した記事を掲載したことがあったのだ。ウワシンの人間を目の前にし、一言言っておきたいといった心境なのだろう。しかそこの後、S嬢が阿部和重に詰め寄られるということもなく、何事もなく二次会は平穏のうちに終わったという。S嬢、お疲れさま!!(写真はS嬢に『マントなんか着てないぜ!』と指差す阿部和重・笑)。(01/6/28) SM


6月某日  かたせ梨乃の号泣シーン、かまやつひろしのウインドーショッピングと、次々と有名人の珍シーンを目撃するという、本誌スタッフ内の「有名人目撃番長」ことスタッフYが、またまたとんでもない有名人を目撃した。Yが新宿三丁目から丸の内線乗り口に向かっていたところ、改札から出ようとしている異色な雰囲気の男性を見つけた。よく見ると、なんとあの日景忠男サンではないか! 日景サンと言えば美形俳優の故沖雅也の「養父」としてマスコミを賑わせた人物。それよりなにより現在発売中の本誌7月号の一行情報で、「沖雅也の元愛人日景忠男が新宿二丁目の喫茶店経営を放置し男と逃避行」と報じたばかり。「すわ、新愛人との密会か!?」と記者魂に火がついたYは、踵を返して尾行を始めた。尾行中、編集長に「日景サンを発見! 二丁目に向かっています」と実況中継。「逃避行」をしたわりには二丁目をスタスタと歩いて行く日景サン。しかし、彼が入っていったのは、店は変わったものの、なんともともと彼が経営していた喫茶店のあった店鋪であった。
 Yがその旨を編集長に報告すると、その一行情報の収集者でもある編集長は「なんだそうだったのか。それだったらまたいつでも(二丁目に)いるっていうことだから、別に今(写真)撮らなくてもいーや」。どうやら件の一行情報は、新装開店するため一時休業した日景サンの店を見て、口さがない二丁目の業界雀たちが、おもしろおかしく話しているうちに尾ひれが付いたもののようだ。日景サンには気の毒だが、それも『噂真』流ヒューマンインタレスト情報ゆえにご容赦を!!(01/6/27)


6月某日 江古田のSTORE HOUSEにてホーキング青山のライブが行われたのでデスクKが参加する。ホーキング青山といえば”至上初の障害芸人”として車椅子の上からくり出す強烈なギャグで脚光を浴びる”五体不満足”芸人。この日、会場は満席で密着取材のためのテレビカメラもスタンばり、本誌でお馴染みの中森明夫氏、藤井良樹氏(噂とおり激ヤセして驚いた!)、大川豊、栃内良氏や多くの編集者の顔もあった。最初に電動車椅子を自在に操りホーキングが登場、その後も舞台を縦横無尽に動き回りながらの”障害者ネタ”そして話題の(!?)”乙武洋匡ネタ”など会場は爆笑、そして時には鼻で「フフフ」などと笑う声が絶えなかった。それにしても話題だったのがその会場”場所”。なにしろこのライブが行われたのは雑居ビルの5階でなんとエレベーターは設置されておらず階段のみ。そのため筋骨隆々のプロレス関係者がホーキングを運ぶため待機していたが、「健常者でもきつい」などとボヤキが出るほど急な階段だったのだ。ライブハウスなどはこうした雑居ビルが多いだけに、バリアフリーの難しさを改めて実感したKであった。
 そして同じ日、本誌編集長は池袋の東京芸術劇場で開かれた「ザ・ニュースペーパー」の「明日があるさ!明日がないさ!」を観劇。編集長ひいきのこの劇団は小泉総理誕生の永田町をいつもの通り見事な風刺劇として描いており、編集長も満足して編集室に引き上げて〆切り作業を開始した。(01/6/25)


SM 6月某日 現在本誌で、最もSMやAVに造詣が深い(笑)のがスタッフY。それが高じて、なんと先日、新宿「ロフトプラスワン」のSMイベントの司会まで務めてしまった! というのでご報告を。
  そのイベントとは、Yの友人である橘涼香女王様の著書の出版記念&所属する女王様専科のSMクラブ「ラシオラ」の宣伝を兼ねたトークショー。ステージではボンテージ姿で決めた見目麗しい10名近い女王様軍団に囲まれ、また客席の多くのM指向男性たちに見つめられながらも、初司会仕事をなんとかこなす。会場では実際のショーまで繰り広げられ、その趣味の人たちには満足度の高いイベントだったようだ。ちなみにこの本のタイトルは『女主人 LA SIOLA 誘い』(リム出版新社刊)。興味のある読者はぜひ読んでいただきたい、とYの義理でPRしておきたい(笑)。


6月某日 先日スタッフYが新宿二丁目のイタ飯屋で号泣するかたせ梨乃を目撃したことを報告したが、この時のたかせの号泣の”謎”を解くかもしれない情報が飛び込んできた。その情報によればかたせの”涙”はある男性に関係するというのだ。そしてこの男性は何とイギリスの大物ロック歌手C。何でもかたせはここ数年、このCと交際していたというのだ。しかし最近いくつかのメディアでも報道されているように、この大物歌手に別の若い恋人の存在が発覚。さらにこの恋人は妊娠中なのだ。こうした状況から、かたせもこの情報を当然知ったに違いなく、これに傷ついたかたせが感極まって号泣したのではないか、というのがその内容だ。恋人の出産を機に歌手引退まで取り沙汰されているCだが、かたせとの交際の真偽は如何に。(01/6/15)


鳥越 6月某日 神田の如水会館で「鳥越俊太郎さんの日本記者クラブ賞受賞を祝う会」が開かれたので、本誌からは編集長とN記者が出席。埼玉県桶川市のストーカー殺人事件で警察が捜査放棄していた事実を告発し、番組内でもキャンペーンを張って所轄の上尾署を動かして事件解決に貢献した実績が評価され、今回の受賞となったもの。会場には主賓がテレビキャンスターらしく、テレビでよく見かける女子アナの顔も多数あり、華やいだフンイキだった。また深田裕介、澤地久枝、筑紫哲也、田原総一朗、田丸美寿々、糸井重里と行った面々の顔もあり、挨拶に立った。さらに会場にはストーカー殺人の犠牲者となった猪野詩織さんの母親も参加して、報道被害と被害者の人権を無視したマスコミ報道を批判しつつ、現在、国家賠償を求めて裁判中であることを報告した。鳥越氏は『サンデー毎日』編集長を経て、テレビ朝日でキャスターとなったわけだが、『毎日』時代には黒マントに厚底靴をはいたファッションスタイルや、父君は九州の鳥越製粉の社長であることなどが来賓の口から暴露され会場でもウケていた。もちろん今回の受賞はメデタイことだが、田原総一朗氏が挨拶で述べたように、今回の賞を仕切る記者クラブの旧態依然たる体質への批判も、田中康夫長野県知事の「脱記者クラブ宣言」の後だっただけにリアリティをもってきたことは確か。記者クラブの解放や公的施設の有料化など当たり前すぎる話であり、遅すぎたほどだ。ともあれ鳥越氏の九州訛りを直さない(直せない?)キャスターとしてのキャラクターには今後も期待しておきたい。(01/6/14)


荒木 6月某日 本誌で「包茎亭日乗」を連載中の荒木経惟さんとメイプルソープの写真展「百花乱々展」が新宿・小田急美術館で開かれている。写真展のオープニングに際し懇親会が行われたので本誌からは担当のI嬢が出席した。会場には女優の中島唱子、島森路子、末井昭など著名人の顔もチラホラ。挨拶しようと荒木さんのいる会場奥に行こうとしたI嬢だがつい立ち止まってしまったのだという。実は荒木さんの傍には作家の町田康夫妻がいたのだ。町田康といえば本誌でつい数カ月前にも批判記事を書いたばかりで、このところ常連組の1人。I嬢は、絶対嫌われてる、と怖じ気づいてしまったらしい。しかし何とか意を決して荒木さんに声をかけたところ、荒木さんは慌ててI嬢を連れその場を離れ「ダメだよ。天敵なんだから」とこっそりアドバイス。おかげでニアミスを避けられたもののI嬢は荒木さんにそんな気を使わせてしまい恐縮することしきりだったという。編集室に戻ったI嬢に対し、そのマヌケぶりにブーイングの嵐。編集部NO1の「困ったちゃん」である。
 写真展は7月1日まで新宿・小田急美術館で開催されているので興味のある方はぜひ足を運んで下さい。(01/6/13)


6月某日 夕方4時頃、スタッフYが伊勢丹新宿店に入ろうとするかまやつひろしを発見。「これは面白い、もしや女性と待ち合わせ? 何を買うのか?」とさっそくにわか尾行を決行。ところがやはりと言うべきか、女性の陰はまったくなし。それでもTシャツにジーパンと、オヤジとは思えないファッショナブルなスタイルで、トレードマークの「モップ頭」はそのまま。一般人とは明らかに違うオーラを発していたため、目立つことしきり。しかし一般の買い物客は一瞬驚くものの、いまさら感があるのか、一様に見て見ぬふり。それでも自意識過剰気味に周囲を気にしながらさまざまなブランド専門店に入っていくかまやつを見て、「そんなに周囲の目が気になるなら、そのカツラ取れば周囲にバレないんじゃないの?」というのがヒマつぶしで尾行したYの感想。一行情報にもならないので当欄で報告(笑)。(01/6/8)


6月某日 本誌K副編集長がアソシエホール(水道橋)で講演を行ったのでその様子を報告したい。テーマはズバリ「スキャンダル雑誌の作られかた」。主催はアソシエ21という団体で、旧ブント系組織! しかもこの組織から分化したのが柄谷行人の運動体NAMだという。7時から行われた講演では10人ほどが車座になりマスコミタブー、名誉毀損、そして個人情報保護法について熱く、まじめな講演が行われた。が、その後の質問タイムに入ると雰囲気は一変。というのも、大の『噂真』読者である主催事務局員がマニアックな質問を連発しはじめたのだ。曰く「右翼襲撃の時、本当にビビッてたの?」「岡留引退後(K副編は)編集長になる気はないのか?他のスタッフの身の振り方は?」「以前『噂真』誌に書かれていた(K副編の)妻の浮気は本当なのか?」等々…。かなり熱心に『噂真』を読み込んだとあって、この私生活質問攻撃にはさすがのK副編もタジタジ。挙げ句、「ホ−ムページに掲載されていた(K副編と)某雑誌女性編集者との浮気は本当か?」との質問に「相手は違うけれど、当時浮気してたのはホント」と思わず本当のことを”告白”してしまう展開になったという。この事務局員だけではなく、他10人ほどの参加者も皆『噂真』ファンだったこともあり、タジタジにはなったものの、ご機嫌で編集部に帰ってきたK副編だった。(01/6/7)


6月某日 スタッフYが新宿二丁目のイタリア料理店で打ち合わせをしていたところ、かたせ梨乃が数人の男性を引き連れて来店。ちなみにこの店は映画などにも出演するゲイの名物オーナーが切り盛りしており、芸能人が多数来店することで有名な二丁目の穴場でもある。男性陣はかたせのスタッフらしく、かたせを中心にかなり盛り上がっていた模様。だが、小一時間ほどしてスタッフたちは帰っていった。1人残ったかたせは、オーナー相手に何か相談を始めた。必死に聞き耳を立てると「あの子が……」などと、仕事の愚痴を話している模様。その間ずっとオーナーはかたせの手を握り、「そうなの、そうなの」と相槌を打つ。すると突然、感極まったのか、かたせが泣き出したのだ! 「うわ、スクープ!」とYは編集室に電話した。すると出たのは編集長。「ああ、あの店か。2人は仲良しで、しょっちゅうあるシーンだから別に(写真撮らなくても)いいやー」との答え。拍子抜けしたYだったが、確かに従業員や客は、皆気にしていない様子。姐御肌で売っているかたせもやはり1人の女性、裸一貫で女優をやり抜くのも大変なんだ、と妙に感心した一夜だった。(01/6/6)


6月某日 週末を利用して本誌デスクKとスタッフI嬢が友人のフリーライターら女性グループが伊豆方面に一泊旅行に行く。この旅行は一ヶ月前程から予定されていたもの。が旅行直前になってI嬢の実家の倒産が発覚したため、旅行を決行するかどうかを検討する事態になっていた。しかしI嬢の「くよくよしていてもしょうがない。気分転換のためにも行きましょう」との一言で、予定通りの決行となったものだ。伊豆では大平洋が一望できる温泉につかり日頃の疲れを癒し、地元ならではの格安の伊勢海老、あわび、さざえ、海鮮丼に舌鼓を打った。もちろん食事の席では「もうこんな高級品は食べられないだろうから沢山食べてね」などとI嬢に対する心遣い的(?)倒産ギャグが連発されたのはいうまでもない。
 一方のスタッフY嬢は同じ週末、実家への帰省を兼ねて優雅に軽井沢散策。そこでタレントショップの老舗である「北野印度会社」で関連グッズを投げ売りしている場面に遭遇。思わずお土産用にと大量に購入した。このところ軽井沢はアウトレットショップに押せれて、かつては数多くあったタレントショップは次々と店じまいを強いられている。劇的な時代の趨勢を見て感慨に耽ってしまったという。
 一方この話を聞いた副編集長はもちろん「締め切りがおわったばかりだといって、次号の企画もまだなのに、遊んでばかりいて……女性スタッフに喝を入れねば」とおかんむり。しかしリフレッシュしたスタッフたちは週明けから取材に走っており、それが結果につながればOKなのだが…。(01/6/5)


6月某日 本誌スタッフI嬢はこのHPで何回か「お嬢様スタッフ」と書かれたことでもわかるように、中国地方の老舗企業の御令嬢。そのお金持ちエピソードを列挙すれば「実家は客が100人きても泊まれる」「お父さんの車はボルボの高級車」「お正月は必ずフグ」等々。社長でもある父親から『噂真』編集部にも高級和牛を贈ってもらったこともある有り難い存在だった。「慶應大卒なのになぜ、こんなスキャンダル雑誌に就職したのか…」そんなことさえ囁かれていたI嬢。ところが最近になってこのI嬢がつぶやいた。「ウチの実家倒産したんです」。エッーー! その場にいたスタッフ皆は驚いた。しかも聞けば負債総額18億5千万円という想像もつかない気の遠くなるような額。スタッフたちはI嬢に何と声をかければよいかもわからず呆然。が、I嬢の方はいつものようにニコニコと倒産の詳細を報告しながら「仕方ないから家族みんなで東京で生活しようと盛り上がっちゃった」などと話し、イマイチ現実感がない様子。しかし生まれてこのかた何の不自由もしたことのないI嬢の今後を考えるとスタッフ全員心配で「大丈夫か」の声しきり。「もうむやみにタクシーに乗ってはダメだよ」「外食は控えないとね」などと、訳の分からぬアドバイスをするスタッフまで出る始末。とはいっても本誌でバリバリ仕事をし、きちんと給料を貰い自立した生活を否が応でも送らざるを得ないI嬢。「今後とも暖かく見守ろう!」というのがスタッフ一同の”言葉”だった。(01/6/4)



6月某日 『噂真』HP班が『BUBKA』7月号を「マスメディアが取り上げた『噂真』」に立ち上げようとしたところ、編集室にあった『BUBKA』がないことに気づいた。確かに前日までは存在していたにもかかわらず、だ。この『BUBKA』は例の「清純派女優 奥×恵のニャンニャン全裸写真」も掲載されているもの。とはいっても奥×恵の写真を『噂真』HPに転載するわけではなく、同じ号に鳥肌実が『噂真』編集部を襲撃!とのルポが掲載されており、それを取り上げようとしたのだ。HP班総出で必死に編集部内を探し捲る。しかし一向に見つかる気配はない。そこで誰か(特に男性スタッフ)が個人的に持ち出しだのではないかと疑ったHP班は、編集部にいない全スタッフに電話にて確認を取る。しかし皆口を揃えて覚えがないというのだ。何だか例の冷蔵庫の肉が消えた一件をホーフツさせる話ではないか。仕方がないので、一応書店やコンビニに買いに走ったが、やはりというか当然というか、奥×写真の効果で全ての店で完売状態。ところが編集部にひょっこりと帰ってきたT記者が、なぜかオドオドしながら机の引き出しを開けた。そして問題の『BUBKA』を取り出したではないか!「さっきは知らないといったんだけど、もしやと思って…」こんな言い訳をしたT記者だが、HP班スタッフは全員「Tは奥×の隠れファンだったから怪しいと思ってたんだ。きっと自分のコレクションとしてガメるつもりだったんだ」とプンプン。とんだ奥×騒動だった。(01/6/1)